【2023 World Baseball Classicに向けて】ベースボール発祥の地、アメリカが4大会目でついに悲願達成!
2023年3月の開幕まで100日を切ったワールド・ベースボール・クラシック。新型コロナウイルス感染の影響で6年ぶりとなる大会だが、前回の第4回大会では、ベースボール発祥の地・アメリカが4度目の正直で悲願の世界一を勝ち取った。
日本の連覇、ドミニカ共和国の初優勝で迎えた2017年の第4回大会。これまでベスト4が最高だったベースボール発祥の地・アメリカがついに悲願を達成。決勝戦は第2ラウンドで敗戦したプエルトリコに8対0で快勝したが、世界一までの道のりは容易ではなかった。
第1ラウンドでは前回王者のドミニカ共和国、第2ラウンドではプエルトリコに敗れ、ともに2位と崖っぷちから這い上がってきたアメリカ。準決勝では、ここまで6戦無敗の日本と対戦した。
アメリカは4回、アンドリュー・マカッチェンのタイムリーで先制も、6回に菊池涼介のソロアーチで同点に。8回、アンドリュー・ジョーンズのサードゴロを松田宣浩がファンブルし三塁ランナーが生還。相手のミスから得た1点を守り切り、初の決勝戦に進出した。
過去3大会ではビッグネームを招集したアメリカ。しかし、今回は2年連続本塁打・打点の二冠を獲得したノーラン・アレナドが打の中心にいたが、大会MVPを獲得したマーカス・ストローマンをはじめ、「志願」の意思を持つ選手が集まった。
リーダー格のアンドリュー・ジョーンズが「ここにいる全員が、アメリカのためにプレーしたかったんだ」と語ったように、アメリカが本気で挑んだ大会となった。
現在も多くの志願者が大会出場を宣言しているアメリカ。同様に、プエルトリコやドミニカ共和国も有力選手が出場を宣言。各国がますます本気になってきた第5回大会を制するのは、連覇を狙うアメリカか、世界一奪還に燃える日本、ドミニカ共和国か、それとも新たな王者が誕生するのか。